ひとつぶだね。~ワンオペ育児記~

2018年4月娘のはぴこ出産。実家遠方・義実家遠方・夫激務につきワンオペ濃度濃いめです。

赤ちゃんと飛行機2人旅(帰省)実践編

昨日の記事の続きです。

www.hitotsubudane.com

 

いよいよはぴこを連れて実家に帰る日がやってきました。

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さあ帰省日当日!

出だしは順調でした。

当日の天気は快晴。雨だと大荷物にさらに傘がプラスされることになるので、お天気はとてもありがたい。よし、いける気がする。

AM6:00起床。ごらん、はぴこ。青空だよ。飛行機で青いお空を飛んでおじいちゃんとおばあちゃんのところに帰ろうね。

AM7:30朝ごはん。冷蔵庫の残り物の野菜を2人してもりもり食べる。

AM8:00はぴこEテレタイム。この間にささっと残りの荷造り。イイネ!

AM9:30はぴこ朝寝タイム。この間にてきぱきと自分の身支度と家事。イイネ!

AM10:30はぴこ起床。はぴこを着替えさせ、お出かけ準備完了。

AM11:00自宅を出発!

…なんてスムーズ!!と、思っていました。このときは。

 

自宅→最寄駅→ターミナル駅

自宅を出て、最寄駅までてくてくと歩きます。

肩にかけたカバンが重たい。ガラス製の哺乳瓶が、ペットボトルの水が、鼻水吸引器が重たい。ちなみにペットボトルの水は280mlと340mlの2本持ち。私用とはぴこ用です。500mlペットボトルで兼用出来たらいいんだけど、虫歯菌をうつさないためにそうはいかないのだ…。(みんなそこまで気にしてないのかな?何歳まで気にしたほうがいいのかな??)

駅に着いて電車に乗り、ターミナル駅へと向かいます。ターミナル駅からは空港行きのリムジンバスに乗る予定です。リムジンバスに乗ってしまえば、空港までは座っているだけです。この重たい荷物もトランクに預けることが出来ます。がんばれ、がんばる!

 

ターミナル駅のカフェで昼食&離乳食タイム。

セルフサービスのカフェですが、赤ちゃんと大荷物を抱えた私を見た店員さんが席までトレーを運んでくれました。ありがたい!店員さんに断ってはぴこに持参した離乳食を与え、私もサンドイッチをもぐもぐ。あっ、はぴこの口のまわりがべとべとになってしまった、ティッシュティッシュ…と思っていたら、向かい側の席に座っていたおばちゃんがやおら立ち上がり紙ナプキンを数枚取って渡してくれました。優しさが嬉しい…!はぴこ、世間のみなさんはあたたかいよ…無事ゴールまでたどり着こうね…。

 

リムジンバスで空港まで向かうはずが…?

昼食後、リムジンバスのチケット売り場でチケットを購入し、待合室で待っていたところ、係員さんに呼びかけられました。

「○時発○○空港行きをご利用の方ー!」

「はい」

「○○号線で人身事故による渋滞が発生していて、バスが大幅に遅延する見込みです。お客様のご判断にはなりますが、電車で行かれたほうがよろしいかと思います。」

えっえええーーーーー

電車で行く?どうやって?まあそれはスマホで調べればわかる…けど、そもそも今から電車で行って間に合うの?そして乗り換えがあるのは確実…荷物と赤ちゃんを抱えて……私の肩も「たねさん、ここまで頑張ればあとはお役御免って言ったじゃないっすか、そりゃないっすよ」疲労困憊顔です。肩の顔とは。

「どれくらい遅延しますか?」

時間に余裕を持って家を出ていたため、1時間以内の遅延ならなんとかなるかも…?と思い、ダメ元で聞いてみました。

「確実なことはわかりませんが、30分以上は遅れると思います。」

「1時間以上遅れるってことは…」

「わかりません。ないとは言えません。」

んーーーー。頭の中でぐるぐる考えました。間に合うかもしれない可能性にかけるか?いや危険だ。間に合うかどうかバスの中でずーっとやきもきするのも嫌だ。電車で向かう決断をしました。

 

急遽電車で空港へ向かうことに

「そりゃないっすよ~」と渋る肩に荷物をひっかけ直し、待合室で出会ったおばちゃんたちの「頑張ってねー」「気を付けてねー」「若いから大丈夫よお~(?)」という声援を受けながらバスターミナルを離れ、駅へと戻りました。急げ急げ!

駅のホームでスマホ検索…スマホを触りたがるはぴこ!ごめんちょっとおとなしくしててねえ、よし、3番線の電車に乗るよ!

電車に乗ってしばらくすると抱っこ紐から出たがるはぴこ、抱っこ紐から出ると右隣に座ったおねえさんに触りたがるはぴこ、気をそらしてしばらくすると左隣のおじちゃんに触りたがるはぴこ…はぴこ、ステイ!!!

そうこうしているうちに乗り換えです。はぴこを抱っこ紐にIN!荷物を肩にON!階段をガンガン下りて上って乗り換え先のホームにたどり着き、乗り換えも完了しました。ここまで来ればもう大丈夫…だと思う…。

 

そして空港に到着

 当初の到着予定時刻よりは遅くなりましたが、飛行機出発の45分前には空港に到着することが出来ました。

ちなみに今回利用したのはANAANAには「スキップサービス」といって事前に予約・購入・座席指定を済ませておくとチェックイン不要で直接保安検査場に進めるサービスがあるのですが、3歳未満の乳幼児を連れている場合はこのサービスを利用出来ないので注意が必要です。

www.ana.co.jp

 

チェックインして荷物を預け、保安検査場を通過して一安心。保安検査場通過後のエリア内にキッズスペースがあったので、ずっと抱っこされていて動きたくてたまらなかったはぴこを一瞬だけ遊ばせ、搭乗口へ向かいました。

 

無事に機内へ

優先搭乗で早めに機内に乗り込み、CAさんに持参した哺乳瓶とスティックタイプの粉ミルクを手渡し、「離陸のタイミングで飲ませたいのでミルクを作ってください。」とお願いしました。優先搭乗すると機内での待機時間が長くなってしまうのは難点ですが、一般搭乗のタイミングだと狭い機内が人でごった返した状態になってしまうので、やはり赤ちゃん連れの場合は優先搭乗がオススメです。

離陸時にミルクを飲んだはぴこは少し寝ぐずりましたが、疲れていたのかすぐにすやすやと寝てしまいました。

 

地元の空港に到着、実家へ

地元の空港には母が車で迎えに来てくれていました。この時点で時刻は17時前。実家に帰り着く前にはぴこのお腹が空いてしまうので、駐車場に停めた車の中で持参したベビーフードをあげました。

それからようやく帰路に着いたので、実家に着いたのは19時過ぎ。11時に自宅を出てからなんと8時間超の長旅となりました。お疲れ様はぴこ…!

 

赤ちゃんと2人で飛行機帰省をしてみたら

すごく疲れました。そりゃそうだ。

バスに乗れないと知ったときは本当に一瞬頭が真っ白になって、どうしよう…!と思いました。それでも、決断が苦手な私がすぐに判断して動けたのは、「オロオロしている場合じゃない、この状況は自分がなんとかするしかない、はぴこを無事に連れて帰らなくちゃ!」と奮起したから。母は強し。

そしてありがたかったのが、今回道中出会った人たちがみんなはぴこに優しくしてくれたこと。カフェで、バスの待合室で、駅のホームで、電車の中で、飛行機の中で出会った人たちに「赤ちゃん可愛いね」「お利口だね~」と話しかけてもらえて、「あ、子連れで迷惑がられていないんだな」とほっとしたんです。

子連れに厳しい意見も多いこのご時世、特に長時間外出するときは周りに迷惑になっていないか気になってしまうところがあるので、声をかけられる=「ウェルカムだよー!」と意思表示をしてもらっている気がして、励まされました。私もゆくゆくは立派な赤ちゃん可愛いねおばちゃんになりたい。

 

はぴこもずっとお利口にしててくれたね、ありがとうね。帰り道もよろしくだ!